地域の身近な相談役である「民生委員・児童委員」の活動をご紹介します。
委員の1週間の活動の流れや、日頃の活動で心掛けられていること、活動を通じて達成感を感じられたこと、逆に困難を感じられていることについてアンケートを行い、ご回答のなかから一例を掲載させていただいたものです。
なお、掲載した活動の中には民生委員・児童委員としての活動以外に、委員個人が都合のつく範囲で自主的に参加される地域活動も含まれています。
例)社協支部活動(ふれあいサロン、ふれあい食事、ふれあいネットワーク)など
午前 | 午後 | 夜間 | |
---|---|---|---|
日曜 | 午前:訪問・連絡活動 | 午後: | 夜間: |
月曜 | 午前:社協支部 (ふれあい食事) |
午後: | 夜間: |
火曜 | 午前:訪問・連絡活動 | 午後: | 夜間: |
水曜 | 午前:訪問・連絡活動 | 午後: | 夜間: |
木曜 | 午前:訪問・連絡活動 | 午後: | 夜間: |
金曜 | 午前:訪問・連絡活動 | 午後: | 夜間: |
土曜 | 午前: | 午後: | 夜間: |
月(年)単位での活動 | |||
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午前 | 午後 | 夜間 | |
---|---|---|---|
日曜 | 午前: | 午後:訪問・連絡活動 | 夜間: |
月曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
火曜 | 午前: | 午後:仕事 | 夜間: |
水曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
木曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
金曜 | 午前: | 午後:仕事 | 夜間: |
土曜 | 午前: | 午後: | 夜間:訪問・連絡活動 |
月(年)単位での活動 | |||
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午前 | 午後 | 夜間 | |
---|---|---|---|
日曜 | 午前:社協支部 (ふれあいサロン) |
午後: | 夜間: |
月曜 | 午前: | 午後: | 夜間: |
火曜 | 午前: | 午後:社協支部 (ふれあい食事) |
夜間: |
水曜 | 午前: | 午後:訪問・連絡活動 | 夜間: |
木曜 | 午前:校区定例会議 資料作成 |
午後:社協支部 (ふれあい食事) |
夜間: |
金曜 | 午前: | 午後: | 夜間: |
土曜 | 午前: | 午後:訪問・連絡活動 | 夜間: |
月(年)単位での活動 | |||
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午前 | 午後 | 夜間 | |
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日曜 | 午前: | 午後:訪問・連絡活動 | 夜間: |
月曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
火曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
水曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
木曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
金曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
土曜 | 午前: | 午後:訪問・連絡活動 | 夜間: |
月(年)単位での活動 | |||
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午前 | 午後 | 夜間 | |
---|---|---|---|
日曜 | 午前:社協支部 (ふれあいネットワーク) |
午後: | 夜間: |
月曜 | 午前: | 午後: | 夜間: |
火曜 | 午前: | 午後: | 夜間: |
水曜 | 午前: | 午後: | 夜間: |
木曜 | 午前: | 午後: | 夜間: |
金曜 | 午前: | 午後: | 夜間: |
土曜 | 午前: | 午後:社協支部 (ふれあいネットワーク) |
夜間: |
月(年)単位での活動 | |||
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空き時間を活用した訪問・見守り活動
午前 | 午後 | 夜間 | |
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日曜 | 午前:訪問・連絡活動 | 午後: | 夜間: |
月曜 | 午前: | 午後:仕事 | 夜間: |
火曜 | 午前:訪問・連絡活動 | 午後:仕事 | 夜間: |
水曜 | 午前: | 午後:訪問・連絡活動 | 夜間: |
木曜 | 午前: | 午後:仕事 | 夜間: |
金曜 | 午前: | 午後:仕事 | 夜間: |
土曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
月(年)単位での活動 | |||
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午前 | 午後 | 夜間 | |
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日曜 | 午前:地域活動 (ラジオ体操) |
午後: | 夜間: |
月曜 | 午前:地域活動 (ラジオ体操) いきいき百歳体操 |
午後: | 夜間: |
火曜 | 午前:地域活動 (ラジオ体操) |
午後:訪問・連絡活動 | 夜間: |
水曜 | 午前:地域活動 (ラジオ体操) |
午後: | 夜間: |
木曜 | 午前:地域活動 (ラジオ体操) |
午後: | 夜間: |
金曜 | 午前:地域活動 (ラジオ体操) |
午後:校区活動、社協支部活動の事務 | 夜間: |
土曜 | 午前:地域活動 (ラジオ体操) |
午後:訪問・連絡活動 | 夜間: |
月(年)単位での活動 | |||
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午前 | 午後 | 夜間 | |
---|---|---|---|
日曜 | 午前:訪問・連絡活動 | 午後: | 夜間: |
月曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
火曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
水曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
木曜 | 午前:仕事 | 午後:訪問・連絡活動 | 夜間: |
金曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
土曜 | 午前:仕事 | 午後:訪問・連絡活動 | 夜間: |
月(年)単位での活動 | |||
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午前 | 午後 | 夜間 | |
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日曜 | 午前:仕事(隔週) | 午後:仕事(隔週) | 夜間: |
月曜 | 午前:訪問・連絡活動(※) | 午後:訪問・連絡活動(※) | 夜間: |
火曜 | 午前:訪問・連絡活動(※) | 午後: | 夜間: |
水曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
木曜 | 午前: | 午後:訪問・連絡活動(※) | 夜間: |
金曜 | 午前: | 午後: | 夜間: |
土曜 | 午前:仕事(隔週) | 午後:仕事(隔週) | 夜間: |
月(年)単位での活動 | |||
※「訪問・連絡活動」はそれぞれ月1~2回程度
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午前 | 午後 | 夜間 | |
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日曜 | 午前: | 午後:訪問・連絡活動 | 夜間: |
月曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
火曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間:訪問・連絡活動 |
水曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
木曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間:訪問・連絡活動 |
金曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間: |
土曜 | 午前:仕事 | 午後:仕事 | 夜間:訪問・連絡活動 |
月(年)単位での活動 | |||
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(多かった回答)
「ご家族の認知症が進み、元の家に帰ろうとして出歩き回り、警察の保護されることが続いている。介護認定も受けたいがどうしたらいいですか?」と言われ、地域包括支援センターに一緒に相談しに行きました。包括さんが親身に相談くださり、一安心したことがあります。
身内の方が老人ホームに入り、月々の支払が出来なくなり困っていたので、対象の方と一緒に市役所の高齢者窓口に相談し、補助を受けられる制度があると聞いて書類をもらいました。対象の方から感謝の言葉を頂いたのが、一番印象に残っています。
特に高齢者ですが、長年委員をさせていただいているので、その方の病気のことやご家族のことを覚えているようにしています。どこかで偶然出会っても、お体の(たとえば以前骨折された足など)具合をたずねると、とても喜んでいただけます。そんな時は、このお役をさせていただいて本当に良かったなぁと自己満足しています。
最初は「おかわりありませんか?」の言葉を交わす程度ですが、年月が経つにつれて家族や体のことなど徐々に心を許して話をしてくださいます。その中で相談を受けたり、不安なことを聞くぐらいの事しかできませんが「いつもありがとう」の一言で、うれしくなります。
ひとり暮しの少し認知症のある高齢者女性の方ですが、単身自宅での生活が困難となり、地域包括支援センター等と連携して、県外の家族に連絡を取り、施設入所が出来ました。当初は所持金もあり費用も賄えたのですが、将来のことを考え、生活保護へとつなぎ、現在は、本人はもとより家族の方も安心して生活されています。(大変でしたが家族の方にも感謝され達成感を味わいました。)
病気に悩まされていた方が、訪問することでゆっくりと自分が困っていることを話してくれるようになりました。地域包括の力をかり、介護保険を利用してヘルパーさんが入ることで、今では自宅でおフロに入って倒れないかと心配していた不安から解放され、清潔な部屋で暮らすことができるようになっています。
冬の寒い日の訪問時、状況からして在宅の様子であるが、全て鍵が掛っていました。普段と戸締りの様子が違い、新聞も2日分そのまま残っている状況でしたので、警察・消防へそれぞれ安否確認要請しました。台所で倒れられて2日間経過していましたが、かすかに意識があり、無事救助できたことが一番印象深く残っています。
8050問題となっている50歳自閉症(暴力)の方と、父親との確執に取り組み、今では母親から信頼され心の支えとなっていることは有難いことです。
私の区域外のAさんについて、認知症が出始めているのを知っていました。真夏の一番暑い時間、国道を南の方へ歩いていくのを見かけ声をかけました。交通量が多く危ないのに、日傘を差して歩いておられました。遠方の身内の所へ行くとのこと。車にのせて、お茶をすすめましたが、なかなかお茶はのまれない、トイレが近くなるからと。
地域包括と区域担当民生委員さんに連絡し、まだ身内の所へ行くと言われるのを連れて帰り、バトンタッチしました。熱中症にならなくてヨカッタ。
Aさんの件は、以前から知っていたので連れて帰ることができましたが、民生委員同士の情報交換は大切と思いました。
不登校の子供達のいる家庭があり、学校での対応が困難をきわめ、苦慮していましたが、家庭訪問をする事によって、実情を把握する事が出来ました。
子供に対する暴力行為をはじめ、個々の問題があり、市の相談窓口、こども家庭センター、保健センターが関わるも、根本的な解決とならず途方にくれていたところ、担当民生委員等の提案によって生活が改善され、子供達もほぼ登校出来るようになりました。
ふれあい通信に、毎月、季節感のあるシールを貼ったり、ひと言を書いています。それに対して、大変喜んでいただいていることに、こちらも嬉しく思っています。
ひとりではワクチン接種の申し込みができない高齢者の予約申し込みを手伝ったり、接種券を紛失して困った方の再発行をお手伝いし、感謝の言葉を頂きました。
かかりつけ医で予約できなかったひとり暮らしの高齢者のコロナワクチン予約を、システム予約して感謝されました。
ふれあい食事サービスが7か月ぶりに再開された際、大勢の方が参加され、多くの笑顔が見られた時、達成感を感じました。
ひとり暮らしの高齢者で、訪問しても「来ないでほしい」と拒否される。
住民の方の中には、「人の世話になりたくない、干渉されることを好まれない」という方もいらっしゃいます。
ただし、ひとり暮らしの高齢者は、今後の体調の変化や緊急時への対応などのため、日頃からの見守りが必要になる場合もあります。無理に関係性を作ろうとはせず、時間をかけて、日常の声かけから始めるなどの取り組みをお願いします。
ひとり暮らしで、自宅で倒れられていないか心配。
訪問し、応答がない場合。
宅配、新聞配達、薬局等の協力事業者を登録し、日常業務の中で地域における高齢者や障害のある方などを日常的、重層的に見守り、緊急事態を速やかに把握し必要な支援につなげる取り組みを進めています。
どこに連絡していいか分からない状況がある場合は、総合福祉会館までご一報ください。
姫路市総合福祉会館(☎221-2303)
救急車に同乗してほしいと言われた。
民生委員・児童委員が同乗を強制されるものではありません。
いずれも、民生委員・児童委員は金銭の取り扱いを伴う支援を基本的には行うべきではありません。
・一方で、支援の必要な方の緊急的な事情によって、やむをえず対応する必要があると思われた場合は、事前に決めた一定のルールに基づいて、十分配慮して行う必要があります。
(配慮の必要な点)
(※上記は、平成17年9月 全民児連通知から一部引用)
・なお、判断能力が不十分な方で、継続的な金銭管理が必要な方については、社会福祉協議会の実施する「日常生活自立支援事業」の活用を検討してください。
入院時等に保証人になってほしいと言われて困ることがある。
民生委員・児童委員として入院の保証人になることや、手術の同意書に署名する必要はありません。
見守りの必要な方の情報を、地域の関係者と共有していいか。
第三者からの紹介で支援した人の情報を、紹介者に話してもいいか。
民生委員・児童委員の日常の活動は、個人情報を把握する調査活動により成り立っています。そのため、民生委員法により活動で知り得た情報についての守秘義務が課されており、情報の取り扱いには、細心の注意を払う必要があります。
他方で、委員が地域での他の見守り活動(社協支部活動等)に参加されることもあるかと思いますが、それらの活動の中で収集される個人情報と、民生委員活動で知り得た情報とは本来別のものであり、取り扱いが混同しないよう注意する必要があります。
民生委員活動で知り得た情報を、他の活動に提供できるかについては、原則として「ご本人がそのことに同意しているか」ということがポイントになります。
本人同意の方法としては、援助開始時に民生委員・児童委員の活動の主旨や義務、援助の中で想定される情報提供の範囲、記録の保管管理等について説明し、包括的な同意を得る方法が考えられます。
特に、ひとり暮らし高齢者などは、地域で立場の違う様々な主体が重層的に見守る環境づくりが必要と考えています。時間をかけてそれぞれの地域見守り活動への理解を求めていただきますようにお願いします。