森もりはな・さく 梶山かじやま俊夫としお・え PHP研究所けんきゅうしょ 刊行かんこう(1982年ねん)
何日なんにちも何日なんにちも雪ゆきが降ふり続つづき、山やまも畑はたけも真まっ白しろです。 暗くらい穴あなの中なかでお腹なかを空すかせた子こギツネがないています。飢うえと寒さむさに震ふるえる子こギツネのために、雪ゆきの野原のはらに食たべ物ものを探さがしに行いく母ははギツネの愛情あいじょうが、但馬たじまの伝承でんしょう行事ぎょうじ「野施行のせぎょう」をもとに描えがかれています。